「どうしてこれが5歳からなのー!?」
と、思わずには いられない。
最近のうちの2歳児のブームの絵本。
「きょうのおやつは」
を、ご紹介します。
きょうのおやつは
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この絵本との一番最初の出会いは、子育て支援センターの本棚においてあり、そこで先生にすすめられた事がきっかけでした。
「新しく入った絵本なんですけど、キラキラで可愛いんですよ~」
と、先生から手渡された絵本。
手にとって、表紙を開いてみると、なるほどなるほど。
ページの半分が鏡になってる。
絵本や紙に鏡の加工が施してあるものは、この絵本以外に私も今まで何度か見たことがあったけど、これは鏡の加工が精巧で、今まで見た中で一番よく出来てる。
初めて見た時には、どちらかと言ったら親の私の方が気に入った絵本です。
その後、よく行くパン屋さんにも置いてあるのを見かけて、あらためてうちの2歳児に読んであげたら、ここでやっと このしかけ絵本の面白さに気付いたようで、もう夢中で何度も「読んで!」とねだってくるようになったわけです。
動画でも絵本の仕組みの説明はされていますが、これは実際に手に取って見てみた方が確実に面白いし、感動も伝わるよ。
きょうのおやつは あらすじ
絵本の内容としてはシンプルなもので、
「おやつのじかんになったね」
「ホットケーキを作ろう」
「おいしそう、いただきます!」
といった感じで、最初から最後までとてもわかりやすいストーリー。
ホットケーキを作るために、卵を割って、牛乳を入れて、泡だて器でぐるぐるまぜて・・・
と、これだけの事なのですが、まずイラストが可愛くて、ホットケーキもとても美味しそうで、この辺りは大人も見ていて楽しいところかも。
小さな頃、ぐりとぐらのホットケーキの絵本が好きだった私にとっては、なかなかストライクな絵本だったので、同じようなママなら高確率で気に入ると思います。
きょうのおやつは 楽しい3つの理由
- ページの半分がきれいな鏡になっているところ
- 自分の手を添えると作っている気分にもなれるところ
- ハードカバーの絵本なので2歳児の力でめくっても大丈夫なところ
簡単に魅力を伝えようとするとこの3点ですが、実際に読んでみると、きっともっといっぱいこの絵本の魅力に気付くと思います。
●2歳の時点ではキラキラしているのが単純におもしろいだろうし
●3歳になったらもっと上手に鏡の角度を調節して遊べるようになるだろうし
●4歳にもなると、自分の手の位置を工夫して、お料理している気分も味わえるだろうし・・・
本当に、どんなふうにも楽しめる絵本が、「きょうのおやつは」です。
きょうのおやつは 対象年齢の謎
「きょうのおやつは」を初めて読んであげた時、たしか息子は1歳でした。
その1歳の時でさえ、キラキラしていたこの絵本に息子は興味を持っていました。
それなのに、この絵本の対象年齢って、5.6歳から、なんですよね。
めちゃくちゃ勿体ない!!
確かに、このしかけを理解して上手に遊ぶ事が出来るのは、5歳くらいからかもしれません。
でもそこまで完璧に理解していないうちの2歳児でも、問題なく、むしろ楽しんでこの絵本を読むわけだから、もう少し敷居を低くしてもいいのにな~と思ったりもするんです、私は。
なんなら、赤ちゃんでもキラキラするものは好きだよー!
この絵本、個人的には、1歳や2歳の子のお誕生日プレゼントとしてでも十分通用すると思っています。
もしくは、クリスマスプレゼントでもいいかも。
絵本の対象年齢って、参考にはなるけど、あくまでも参考程度に、だなぁと。改めて思ってしまった1冊でした。
かがみのえほん その他の絵本
「きょうのおやつは」を、かなり気に入ったらしい息子のために、実はその後、同じシリーズの「かがみのえほん」も図書館で借りてみせてみたんです。
「ふしぎなにじ」と「かがみのサーカス」
※「かがみのえほん」はシリーズになっていて全部で3冊あります。
すると・・・なんという事でしょう。
ほとんど興味を示さなかった・・・!
「きょうのおやつは」は、あんなに何度も読んでいたのに!
子供にとっては「不思議さ」よりも、
「可愛い!」「美味しそう!」と思える絵本が、興味を持つ絵本なんですね。なるほど。
きょうのおやつは まとめ
- 対象年齢は関係ない
- むしろハードカバーなので小さな子でも大丈夫
- 絵本の半分が鏡という発想が素敵で、ママの方が好きになる絵本
対象年齢が5歳から、という理由で、今まで出会う事が出来なかった方には特に手に取ってみてほしい1冊です。
子供が楽しめるのは勿論ですが、イラストも可愛くて美味しそうな絵本なので、ママの方が気に入る可能性も大!ですよ。