2019年4月1日(月)にNHKの「グレーテルのかまど」でアンジェリーナのモンブランが大絶賛されていましたね。
嬉しい、嬉しい!
もっと広まって〜!
「ココ・シャネルが愛したモンブラン」としてあらためて今、注目されているアンジェリーナのモンブランを、ここでもまとめ直してみようと思います。
アンジェリーナのモンブラン
「アンジェリーナ」は1903年にルネ・ランペルマイエがパリのリボリ通りに開いたサロン(日本で言う喫茶店・カフェ)です。
「アンジェリーナ」という店名は彼の妻の名前からとっています。
その後、1920年代にパリで焼き栗が大流行したことから、アンジェリーナでも栗のお菓子を考案することに。
そこで試行錯誤の末、誕生したのが「アンジェリーナのモンブラン」です。
驚く事に、アンジェリーナのモンブランは その誕生以来、一度もレシピを変えていません。
「一度食べたらやみつきになる!」と、パリジェンヌ達に絶賛されてきたモンブランの味を、店主は信じていたんでしょうね。
当初、アルプス山脈の最高峰「モンブラン」から着想を得たこのお菓子ですが、女性客の心を掴むため、そこにもう一工夫、店主が考えたアイデアが、マロンクリームの飾り方。
ドーム型の山のかたちに「女性の髪型のイメージを重ねてはどうだろう?」と思いつきました。
当時、女性たちの間ではショートヘアが流行っていたため、そのショートヘアの髪型に似せて、マロンクリームを1本1本のせていったのです。
今ではスポンジやタルトと組み合わせたモンブランも数多くありますが、フランスの伝統的なモンブランといえば、やはりメレンゲ、生クリーム、マロンクリームで作られたものを指します。
ココ・シャネルが愛したアンジェリーナのモンブラン
ファッション界に革命を起こし、今も世界を魅了し続けるファッションデザイナー「ココ・シャネル」
彼女は伝統的なファッションを次々と過去のものにしていきました。
「時代が私を待っていたの 私はこの世に生まれさえすれば良かった」
自由に生きるココ・シャネルに憧れて、パリの女性たちは彼女のショートヘアを真似たと言われています。
そんなココ・シャネルですが、1人、カフェで楽しむ時間も、生涯大切にしていました。
30代の頃から、1人静かに時を過ごしていた老舗サロンが、アンジェリーナ。
まだ幼いころ、裕福とは言えなかった故郷で、ココ・シャネルの家族は毎日栗を食べていました。
貧しい家庭でも入手しやすかった栗は、幼かったココ・シャネルにとって毎日食べるパンのようなものだったからです。
ファッションという武器を手に入れて、時代の旋風を巻き起こした女性、ココ・シャネル。
忙しい日々の中で唯一、心安らぐひとときが、アンジェリーナのモンブランを食べている時間だったのかもしれません。
アンジェリーナのモンブランのレシピ
グレーテルのかまどのレシピページに、アンジェリーナのモンブランのレシピも載っています。
材料は製菓材料店で手に入るものばかりだけど、メレンゲを焼き上げるのに2時間とか・・・
手間がすんごい!
そう考えると、アンジェリーナのモンブランのお値段って、特別高すぎるとは思わないんですよね。
あのお値段を出しても食べたい、価値あるモンブラン。
アンジェリーナの店舗一覧と催事情報
日本にあるアンジェリーナの店舗はなぜか、閉店とニューオープンを頻繁に繰り返すので、別記事で更新していくことにしました。
催事情報も定期的に更新しています。
ちなみに、アンジェリーナの日本進出は1984年。
第1号店はプランタン銀座でした。
アンジェリーナの限定モンブラン
毎月新しく出る限定モンブランを食べるのも、アンジェリーナファンのお楽しみのひとつです。
1ヶ月ごとに変わるマンスリーモンブランや、3ヶ月ほどの期間限定のモンブランもあって、通うたびに新しい出会いがあります。
さいごに
人が何を残せるのかといえば
人生の中で何を考え
何を愛してきたかということだけ
その生涯で、多くの女性を虜にしてきたココ・シャネルの言葉は、今の時代にも深く響きます。
こんなにも素敵な女性に愛されたアンジェリーナのモンブランは、本当に幸せなお菓子です。
アンジェリーナのモンブランが大好きだったのに、
閉店したのを今日知りました。
本当に残念で残念でなりません。
ここに及ぶモンブランはないですから。
まだ札幌に店舗がなかった頃には、
東京に出張にいく夫に買ってきてもらっていました。
三越のリニューアルの度に、まだあった!と確認して
喜んで、安心したものでした。
もう、あまりのショックに、モンブランのことを検索していて、
貴方様のブログにいきつきました。
また、出店してくれることを願います!
ららりん さん
>ここに及ぶモンブランはないですから。
まさにこの言葉に尽きます。
アンジェリーナの関係者さんたちは、日本でもこれだけアンジェリーナのモンブランが愛されていることを是非とも再認識していただきたいです。
代わりのモンブランなんてないんです。
大好きなんです。
コメントありがとうございました!