「この本、気になるけど・・・お金を出してまでは・・・」
とか、
「こういう本、1回しか読まないって自分で分かってるから買いたくない。でも、読みたい。」
など。
今日はそんな、
『この本、読んでみたいけど、買おうか買おまいか、うーん、うーん』
な方に向けて書いています。
そう、つまり、私みたいな ケチ・・・ゴホン、倹約家さんたちへ向けての、少しだけお得な知識です。
目次
読みたい本を無料で読む方法
結論から言うと、 図書館を活用しよう というお話です。
あ、待って待って、帰らないで。
図書館って聞いてがっかりしないで。
図書館って、ああ見えて、やるときゃやるから。
結構、やるから。
ちょっと今日は私が図書館の凄さをじわじわと紹介していくから。
とりあえず3分だけ待って。
急いで粗茶でも淹れてくるから。(このタイミングで粗茶)
図書館の神サービス「図書リクエスト」
これは、あまり知られていないサービスなのですが。
図書館には「図書リクエスト」と言って、 利用者が望む本を買ってくれるサービスがあるんです。
このサービスを利用して、読みたい本を無料で読む事が可能になるわけなんです。
ただ、それには手順があるので、今から順番に説明していきますね。
手順1|図書館のホームページを探そう
最近の図書館って、結構充実してるんです。
蔵書数、種類、ジャンルも様々で、ファッション雑誌、漫画なんかも置いてあるところがほとんどだと思います。
※ただ今回はあくまでも、読みたい『 本 』という事で、雑誌と漫画は除外します。
そして、最近の図書館には、必ずホームページが存在します。
なので、まずは自分の住んでいる県、市町村の図書館のホームページを探して開いてみてください。
手順2|本を探して、予約をする
「資料を探す、予約する」
「資料の検索」
「蔵書検索」
などなど。
記載方法は様々ですが、こういった検索機能が、図書館のホームページには必ずあります。
しかも結構わかりやすいところにあります。
探せない場合は・・・まず、眼科に行け。
と。
言いたい気持ちは今回はぐっと堪えて。(だだ漏れてるよー)
その検索機能で読みたい本がスムーズに見付かれば、これはもう簡単な話で、その図書館に行って、貸出カードを作ってもらうと、その日にすぐに借りる事が出来ます。
予約が何人か入っている場合には当日には借りれませんが、その日に自分でも予約を入れてくれば大丈夫。
図書の貸出期限は一般的には2週間くらいなので、2、3人待ちであれば、1ヶ月前後で順番が回ってくるはずです。
順番が来ると図書館から連絡が来るので、受け取りに行く事になるのですが、この、本を受け取る際にも、広い広ーい図書館内をウロウロと探さなくても、受付に行くだけで大丈夫なところも地味にありがたい。
司書さんが、自分専用のコンシェルジュのごとく、「はい、どうぞ」と手渡してくれるのです。
「苦しゅうないぞ」
と言って、受け取ってくれば完了です。(言わなくても受け取り次第完了です)
手順3|読みたい本が図書館にない場合
さて。
どちらかと言うと、こっちが本題です。
上の、ホームページの検索機能で 読みたい本が出てこない場合もありますよね。
新刊だったり、新刊じゃなくても、ただ単に「その図書館に、ない」場合。
そういう場合でも、図書館に依頼をすれば、かなりの高確率で入手が可能なんです。
この場合も、まずは、図書館に行ってください。
そして受付で、読みたい本の
- 書名
- 著者名
- 出版社
- 出版年月
を伝えてください。
その図書館にない事はもう調べてあるので分かってはいるのですが、あえて、司書さんにもう一度探してもらってください。
そして、やっぱりないと分かった場合でも、大丈夫なんです。
「取り寄せや、購入を希望されますか?」
と、優秀な司書さんなら向こうから聞いてくれます。
聞いてくれない場合はこちらから堂々と言ってください。
「他の図書館から借りる事は出来ませんか?」
「購入のリクエストは出来ますか?」
と。
これは、そこに住んでいる市民や県民であれば、十分に権利がある事なので、それはもう堂々と司書さんに伝えてください。
手順4|近くの図書館から借りてもらう
図書館は、近隣の図書館と案外仲良しなので、ない本があればお互いに貸し借りが出来るみたいなんです。
わたしは一宮市民ですが、過去に名古屋の方の図書館から取り寄せてもらったこともあります。
ですので、このサービスを使えばすんなり借りる事が出来るわけです。
勿論、利用者はいつも利用している図書館の窓口から借りて、同じくそこに返却するだけなので何の手間も負担もありません。
手順5|図書館に読みたい本を購入してもらう(ここがメイン!)
近隣の図書館にも読みたい本がなかった時の、最終手段がこれです。
「図書の購入のリクエストは出来ますか?」
と聞いてみてください。
魔法のような言葉ですよね。
私が読みたいだけの一冊の本を、天下の図書館さんに
「ねぇねぇ、買ってよー」
って言ってるわけですから。
でもね、そんな事が出来るんですよ、図書館って。
すごいでしょ、図書館って。
ただ、これはあくまでも「購入のリクエスト」なので、必ず買ってくれるわけではありません。
あくまでも、リクエスト・・・
なんですけど・・・
なんですけどーー・・・
私は今のところ、1冊しかお断りをされていません・・・!
凄くない?
他のリクエストは全部聞いて貰っています。
【私が図書館に買って貰った書籍たち】
私が個人的に読みたい本を、天下の図書館さまにおねだりして、買ってもらってるんですよーー!!
ちなみに、私が唯一お断りされた1冊というのは、4コマ漫画のエッセイ風の書籍で、理由が、
『 本 』ではなく『 漫画 』に属するから
という、ものすごーく真っ当な理由だったので、素直に、なるほど!と思って身を引きました。
でも、そのお断りの連絡も、後日電話でいただいたのですが、それはそれは申し訳なさそうに、司書さんが丁寧に説明してくださって・・・もう、もう・・・っ!
図書館さま・・・!いいのいいの!顔をあげて・・・!涙を拭いて・・・!
って言いたくなるくらいのものでした。
優秀すぎやろ、うちの市の図書館。
図書リクエストのその後
リクエスト後は、大体ひと月からふた月くらいで入荷の連絡がもらえるので、後はもう、受け取りに行くだけです。
そうして、司書さんに、
「苦しゅうないぞ」
と言うだけです。(しつこいようですが言わなくても大丈夫です)(なら書きなさんな)
購入をリクエストした自分がもちろん最優先されるので、一番最初に読めるわけです。
きれいな状態の、自分が読みたかった本を!
神!!
ただ、リクエストしたからといって、書籍の所有者はあくまでも図書館。
返却期限は当然あります。
2週間後には、ありがとうの気持ちも込めて、しっかりと返却してくださいね。
そうして、自分の選んだ本がその図書館にずっと置かれ続けて、どこかの誰かがまた読んでくれると思うと、なんか嬉しくなりません?
もう、ここまで、全てが無料で、尚且つこんなにも手厚いサービスって、他にある?ってな話です。
さすが図書館。
さすが国の、もしくは県の、更には市の、税金で!
運営してるだけあるわー。
と。
思うわけです。
そりゃね、こっちとしてもね、きっちりとね、払ってるんだから。税金。
きっちりと、こういうところで、みんなにも回収して欲しい!
と思って、今日はこの記事を書きました。
まとめ
欲しい本があったら、
【1】まずは住んでいる地域の図書館に置いてあるかをホームページで調べる
ない場合には、
【2】近くの図書館から取り寄せてもらう
【3】購入してもらえるかどうかを図書館で聞いてみる
繰り返し言いますが、これは本当に、素晴らしいサービスです。
市民として、県民として、是非とも堂々と、このサービスを活用してみてください。